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映像作家 Shuma Jan × NANJO

2025 8/26
Column

― 出会い、作品観、そして「説明しすぎない」映像制作の哲学

目次

1. 出会いは2021年、幕張メッセの会場で

NANJO「皆さんこんにちは。NANJO Video Pro.のNANJOです。今日は、僕が心からリスペクトしている映像作家・Shumaさんに来ていただきました。」

Shuma「どうも、Shumaです。よろしくお願いします。」

NANJO「出会いは…2021年の冬、Inter BEEのブラックマジックブースでした。」

Shuma「そうそう。グレーディングのデモをやってた時だね。」

NANJO「客席で見ていた僕が終わった後にスーツ姿で声をかけたんです。『はじめまして、南條です!』って。」

Shuma「そのあと何度か現場に呼んだりして、岡山の奈義町でのショートフィルムが最初の本格的な仕事になったよね。」

2. 岡山・奈義町で感じた「地方の可能性」

NANJO「奈義町の現場、今でも覚えてます。市民の方がキャストで入っていて。」

Shuma「そう、『エンディングノート』というテーマで作ったショートフィルム。キャストはみんな地元の人だったけど、本当に演技がうまくて驚いた。プロじゃなくてもこんなに力を持ってる人がいるんだって。」

NANJO「地方には埋もれた才能がたくさんありますよね。」

Shuma「表に出てないだけでね。こういう人たちと一緒に作ると、その土地ならではのエネルギーが作品に乗るんだよ。」

3. 京都での暮らしと「移動する石」

NANJO「今は京都の築100年の町家に住んでるんですよね。」

Shuma「そう。もうすぐ1年になる。京都は物づくりに関わる人が多いから、何かやりたいと思った時に相談できる相手がすぐ見つかる。観光客も多いから、作品を見てもらえるチャンスも多い。」

NANJO「最近は『移動する石展』をやってますよね。」

Shuma「あれは完全に個人的な思いつき(笑)。7kgくらいの石を持ち歩くんだけど、始まりは“意味のないことがしたかった”っていう理由。」

NANJO「意味のないこと?」

Shuma「映像の仕事って、企画書を書いたり、撮影や編集の意図を説明したり、常に意味を求められるでしょ。それに疲れちゃって。意味がない行為を自分に課したかった。」

NANJO「それが石を持ち歩くことだった。」

Shuma「そう。しかも簡単じゃないほうがいいから重い石を選んだ。始めた当初は本当にしょうもない理由だったけど、やっているうちに人との出会いや展示に繋がっていった。」

4. JRとの仕事と「アートは世界を変える」

NANJO「最近一緒にやったのが、京都グラフィーで展示されたJRさんの作品のメイキングでしたね。」

Shuma「うん。京都駅前や新聞社跡地で大規模な撮影を8日間やった。JRは『アートは世界を変える』って信念を持っていて、本当に人が好きな人だった。」

NANJO「現場でのエネルギーがすごかった。撮影の合間に人と話し込んで、そこからまた新しいアイデアが生まれてましたよね。」

Shuma「あの姿勢は真似できないけど、本当にかっこよかった。」

5. 編集は「呼吸」――説明しすぎない映像作り

NANJO「Shumaさんの作品って、見ていて飽きないですよね。あれは意識してるんですか?」

Shuma「飽きやすい性格だから、自然と展開を変える構成になる。あとは“説明しすぎない”こと。映像を見ればわかるでしょ、っていう感覚。」

NANJO「言葉じゃなくて映像で伝える、と。」

Shuma「そう。説明を省くことで、見る人が自分で意味を作れる。だからこそ感情移入しやすくなるし、受け取り方も自由になる。」

NANJO「でもそのためには、画だけで伝わる構成力が必要ですよね。」

Shuma「そこは呼吸みたいなものかな。自分の間合いで編集している。説明できないけど、自然とそうなってる。」

6. 現場で学ぶことの価値

NANJO「映像を始めたばかりの頃、どんな作品を作ってました?」

Shuma「最初はブライダル映像。今見返すとひどい(笑)。でも先輩と同じ現場に入ったことで、一気にレベルが上がった。」

NANJO「現場で直接見て学ぶって大きいですよね。」

Shuma「そう。技術やノウハウは本だけじゃ身につかない。隣でどう撮ってるか、どうコミュニケーションしてるかを見ることで、“あ、こうやるのか”って腑に落ちる。」

7. 東京と地方、それぞれの強み

NANJO「東京と地方を経験して、どう感じます?」

Shuma「東京は人材の層が厚い。モデル、照明、ヘアメイク…全部プロが揃ってる。地方はそういう意味で制約があるけど、ロケーションの魅力やコミュニティの密さが強み。」

NANJO「岡山は助け合いの雰囲気がありますよね。」

Shuma「そう。必要な時にすぐ繋がれる。それは地方の大きな武器だと思う。」

8. 映像制作における「自由」と「責任」

NANJO「説明しすぎない映像作りって、制作者としては勇気がいりますよね。」

Shuma「そうだね。でも僕は、受け手が自由に解釈できる余白が大事だと思ってる。もちろん、その分だけ“責任”もある。中途半端な映像だとただ説明不足になるだけだから。」

NANJO「そのバランスを保つために、普段から意識していることは?」

Shuma「無駄を削ぎ落とすことかな。1カットごとに“これは本当に必要か”を考える。」

9. エンディング

NANJO「今日の話で、Shumaさんがなぜ独特な作品を作れるのか、少し見えてきた気がします。」

Shuma「またこういう機会があれば話しましょう。」

NANJO「ぜひ。ありがとうございました。」

本編動画はこちら

この記事では語り尽くせなかった裏話や現場の笑い話は動画でご覧いただけます。

Column
ShumaJan 京都国際写真展 映像制作 移動する石展 編集
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